耳が遠くなっても心は近く

歳を重ねることで起きる変化を考慮してコミュニケーションを!

聴力が低下した高齢者とのコミュニケーション

高齢者とのコミュニケーションが難しいと感じる場合、考えられるのが高齢者の耳が遠くなったということです。

 

高齢者の難聴は、耳の中の音を感知する有毛細胞が減ってしまうことによって引き起こされます。

この細胞が減ることで、高音域を感知しにくくなったり、音の微妙な周波数の聞き分けが難しくなることで脳へ送る音の情報が少なくなってしまいます。


情報が減ることで、言われたことが理解できず、聞き返すことが増えて行きます。

この状態を改善するためには、介護者の少しの工夫が必要となります。

 

言葉でコミュニケーションがとりにくくなった場合には、はっきりと話すことがポイントです。

大きな声を出せば良いのではなく、普通より少し大きい声ぐらいで十分に高齢者の耳には届きます。

その上でゆっくり話すように意識します。


カ行・サ行・タ行・パ行は聞き取りにくいため、明確にはっきり発声するように心がけます。

 

また、自分の口の動きが、相手に見えるように話すのも安心感を与えられます。

早口だと相手も焦ってしまうため注意が必要です。


高齢者は耳が遠くなると高音が聞き取りにくくなるため、低い声の方が聞き取りやすいケースがよくあります。

意識的に低い声を出しましょう。

 

また、安心してコミュニケーションをとってもらうためには、表情やボディランゲージなどを使って表現力を高めることで好印象を与えることができます。

重要なことは筆談を行って、視覚情報で情報を共有するというのも有効な方法です。


ただし中には視力が低下している高齢者もいるため、こちら<http://elderly-world.com>を参考にして高齢者の見え方に配慮した方法を取る必要があるでしょう。